こんにちは、Xyrox です。今回は、3/26に正式サービスが開始するNTTドコモの新プラン(?)・サービスであるahamo について、概要はもちろん、少し突っ込んだ、気になっちゃうところを解説していきたいと思います。
ahamo 概要
まずは概要をおさらい。ahamo はNTTドコモが提供する新しいプラン。政府からの「電話料金下げろ」要求に応えた破格のサービスとなっています。
その特徴は、
- 20 GB ポッキリ
- 店頭でのサービス無し
- キャリアメール(docomo.ne.jp)の廃止
- これ全てで月額2970円税込
です。シンプルなワンプランで、オンラインで手続きを済ませることができるデジタル世代に向けたサービスとなっています。
当初の税抜き2980円から税込みで2970円に値下げしたことも話題になりましたね。ドコモの本気度が伺えます。
もらえるdポイントの額が異なる問題
まず気になるのがこちら。先行エントリーを行うことでdポイントがもらえるキャンペーンを実施しているahamoですが、もらえるdポイントの額は下の表のようになっています。
おや?6000ポイントもらえる条件があるぞ?
もちろん、先行エントリーをした時点で3000ポイントもらえるのは確実ですが、4/15 ~ 5/31 に申し込み、かつahamoおすすめ機種への機種変更があった場合は倍の6000ポイントもらえます。
ahamoおすすめ機種というのは
- iPhone 11
- Xperia 1 II
- Galaxy S20
の3機種です。どれも定価より数万円安く提供されているので、かなりのお得感はあります。これらの機種に変更したいという方にとっては選ばない手はないですね。
iPhone 11 が対象というのもすごいですね。いくら型落ちといっても日本では絶大の人気を誇るiPhoneが約25000円もお得に購入できてしまうことは滅多にありません。
ただし、これらのおすすめ機種の大幅割引は「新規契約」の時のみに適用されます。ということは、現状ドコモのプランに加入している方はこのようなでかい割引はありません。機種変更の場合は上の表の右端に表示されている値段となります。
機種変更の場合でも、値段は定価よりもかなり低い値段になるので、ドコモユーザーの方にも、もちろんおすすめです。
安く機種が購入できて、6000ポイントももらえるということは相当得だと感じると思いますが、現ドコモユーザーにとっては若干の落とし穴が。
それが、6000ポイントがもらえるのは4/15以降の機種購入+申し込みとなっていることです。
ahamoの料金は、3月中(3/26~3/31)に契約をすると、4月に請求されるのはahamoの料金である2970円です。その前に高価格なギガホプランなどに加入していたとしても、3月分の請求はahamoの金額となります。それが、4月にahamo 契約になると、、?
3月分の請求はもちろん、ahamo変更前のプランの料金になります!
わざわざ数週間も待って、さらに3月の請求が高額である場合、3000ポイントの増加が帳消しになる方もちらほら出てきます。現状、ギガホなどの高額なプランに入っている方は、さっさと3月中にahamo加入した方が安くつく場合があります。
たかが+3000ポイントに惑わされないように!
6月まで機種変できない問題
ahamoを申し込むと、上記のおすすめ機種3種類以外への機種変更は6月まではできません。よって、ahamo加入と同時に新しいスマホを使い始めたい!という方は、加入前にスマホを用意しておく必要があります。
最新のiPhone 12 でahamoを使いたい場合も、事前に購入しなければなりません!それか、6月まで待つか、、
6月まで、ドコモオンラインショップのスマホを使いたい場合、オンラインショップで購入した機種を一度ドコモの他のプラン(ギガライト)に契約変更を行い、機種変手続きをしたのちに、ahamoにプラン変更をする、という面倒なワンクッションが必要です。これはドコモオンラインショップ以外で購入したスマホでも同様のワンクッションが必要です。
au、ソフトバンク、MVNO、さらには現状4Gのみ対応のドコモのプランに入っている方は厄介です。例えば、ドコモオンラインショップで5G対応スマホに機種を変えたいとします。その場合、5G対応のプランに同時に申し込まなければなりません。5G対応のギガプランに入り、その後にahamoに変える、というワンクッションが3月中でも必須となり、かなり面倒です。
直接ドコモショップに行って事情を説明すれば、5Gスマホのみ単体で購入することが許されるかもしれません。しかし、その場合ahamoにスムーズに移行できるのかなどは保証されていないようなので、自己責任で行うようにしてください!
この春の時期は、Androidスマホの各社が新作を発表する時期でもあります。これらのなかの多くは6月ごろに発売であることから、新機種が欲しい場合は、6月まで待つのも賢明だと考えられます。iPhone12 の場合は、今にでも変えたい方が多いと思うので、その場合は一度ギガライトに加入する必要があります。3月中にahamoに加入する場合は、ahamoの料金しかかからないので、料金の心配はありませんが、それでも面倒な手続きが必要であることには変わりありません。
さらに、ahamoとギガプラン間のプラン変更は期間関係なく累計3回までです。何かの時にプラン変更をしたいな、と思った時など今後を考えると、ここで2回のプラン変更を消費してしまうのは何かもったいないような気がします。
今までのドコモサービスはどうなるのか問題
ドコモは多くのサービスを提供してきました。ahamoではその中の多くのサービスが使えなくなります。それらの一覧がドコモのウェブサイトにも掲示されています。
https://ahamo.com/assets/documents/auto_cansel_service_list.pdf
もちろん、キャリアメールは使えなくなります。キャリアメールについては以下の記事で詳しく書いています。
今回は、停止されるサービスの中でも多くの方が使っていて、ahamo契約で自動停止されるサービスをいくつかピックアップします。
あんしんパック・あんしん遠隔サービス
こちらはドコモが提供するセキュリティ・サポートの総合サービスとなっています。機種に関するサポートのみならず、必要な場合の遠隔サポート、迷惑メール対策などのセキュリティ機能もついています。
ahamoに変更の際は、これらのサポートから外れてしまいます。ただし、あんしんパックに含まれる、機種の故障の際の補償サービスである「ケータイ補償サービス」はahamoでも単体提供され続けます。
「ケータイ補償サービス」は多くの人が入っているサービスなので、これがahamoで継続されるのは嬉しいですね!
docomo Wi-Fi・docomo Wi-Fi 永年無料キャンペーン
ahamoに変更すると、docomo Wi-Fi が利用できなくなります。また、ドコモユーザーの多くが加入している永年無料キャンペーンももちろん適用されなくなります。正直、docomo Wi-Fi は導入当初に思っていたほど広まらず、結局大容量の4G/LTE プランで十分と判断したのか、今まで私は一度も使ったことがありません。
docomo Wi-Fi が正直そこまで広まっていない気がします。
ですが、もちろん日頃から使っている方は、ahamo の通信容量(20 GB)とよく照らし合わせて考える必要があります。
ahamo の落とし穴に注意!
ahamo は非常に魅力的なプランですが、変更の際には多少厄介なところがあります。それらを十分に理解した上で契約することをお勧めします。
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