この5年ほどで大躍進した中国メーカーのスマートフォン。今年ももうすぐ折り返しですが、各社が最新フラッグシップの発表を行いました。その中で、特に反響が大きかったものがどの機種だったかを、Google Trendsを用いて比較をしてみました。
今回取り上げたのは大手4社による最新フラッグシップ。
- OnePlus 8
- Huawei P40
- Xiaomi Mi 10
- Oppo Find X2
OnePlusとOppoは源流は同じBBKですが、ターゲット地域も大きく異なるので、別々と捉えています。Huaweiはスマホ以外に通信インフラ、Xiaomiは家電などの製造も行っています。
早速、Google Trendsを用いて、過去90日間、世界での人気度をみてみましょう。
それぞれ、機種発表の時が1番のピークとなっています。
ほお。世界的に見ると、OnePlusが一番大きいピークとなりました。この理由として考えられるのが、OnePlusの人気が北アメリカとインドと、検索人口が非常に多いことですね。
Google TrendsはあくまでもGoogleが多く使われているところでしか反映されません。当たり前ですが、北朝鮮でのデータは皆無、中国、アフリカの多くの国のデータも少ないです。また、ロシアや韓国など、Google以外のサーチエンジンが多く用いられる国のデータも不十分でしょう。(ロシアはYandex、韓国はNaverなど)
意外だったのが、Find X2のパンチ力の無さ。3月上旬に発表されたFind X2、Find X2 Proですが、他の3機種よりも話題性は少なく、その後も低迷。地域差でしょうかね。中国ではOppo、Vivoは結構人気なはずなので、中国本土の検索がほとんど反映されていないのが大きいポイントですね。
次に、各国についてマップを見ましょう。
かなりバラバラですね!これは面白い。
まずはOnePlus。アメリカ、インドなどの超大国では人気に比例して、検索も多くされている模様。さらに、中国本土、オーストラリア、ニュージーランドでも一番検索されていますね。
次は、Huawei。アフリカ諸国では、Huawei100%の国が多く見られますが、他の企業は進出していない、ということでしょうかね。他の地域だと、中央アメリカ、アラブ諸国、東ヨーロッパ、イギリスなどで人気みたい。アラブとイギリス以外は、どちらかというと発展途上国での人気があります。
Xiaomiも広い地域で検索されています。この地図では赤道付近が小さく、極付近が拡大表示されるので、どでかいロシアがさらに大きく見えてます。そのロシアはXiaomiが一番検索されています。あと、南アメリカのほとんど全て、中央アジア、地中海周りのヨーロッパとアフリカなどで一番検索されています。ちなみに、検索件数は少ないですが、日本もXiaomi Mi 10が一番検索されています。やはり、正式に日本進出をしていないOnePlusが国内の注目が少ないですね。
最後に、Oppo。Oppoが一番検索されている地域は限られていて、東南アジア諸国だけですね。あと、台湾や韓国でも検索されていますね。
ここから、世界ではどのブランドが人気かがなんとなくみえます。
今日は、Google Trendsを使って中国メーカーの人気度を調べてみました。しかし、これらにGalaxy S20やiPhone 11などを比較すると、やはり雲泥の差。まだまだ上には上がいるようです。
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