格安完全ワイヤレスイヤホン徹底比較【2020年】〜その1

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みなさん、時代は完全ワイヤレスです!

ということで、今回はBluetoothイヤホン、それも左右独立型のものを比較して行こうと思います。

SONY、BOSEやAppleが出している数万円するイヤホンであれば、そこら中で特集されていますが、今回この記事で取り上げるのは、Amazonや楽天に売ってある、1万円以下の怪しめなイヤホン。Amazonのサイトを見てみると、各社スペックも見づらいし、一元で比較するのも大変だと思う方も多いと思います。

今回は、価格帯を3つに分けて、その中からAmazon・楽天で比較的安全だと思われるブランドだけを選び、比較をしました。

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比較した項目について

比較は大きく分けて6つのポイントを用いました。

1. コーデック

コーデックは、音声データを無線に変換し、Bluetoothを通してイヤホンで無線から音声に戻す時の変換方法、と捉えて貰えば大丈夫です。1万円以下で買えるイヤホンは、大きく3種類のコーデックに対応しています。

SBC:一番低スペックなコーデック。全ての機種が対応している。
AAC:iPhoneが使うスペック。これもほとんどが対応している。
aptX:Androidが使うスペック。この中では一番の音質

このようになっています。iPhoneユーザーであればAAC対応を、AndroidユーザーであればaptX対応を購入することをおすすめします。

2. 充電ポート

充電ポートは大きく2種類。micro USBとUSB-Cがあります。近年、多くのスマホにUSB-Cが用いられるようになっていますね。USB-Cの一番良いところはやはり上下がないというところです。micro USBでは厄介だった、非対称なポートの形はUSB-Cに慣れるとかなり使いにくいです。

また、Macbookユーザーの私としては、USB-Cであればケーブルを何個も持ち歩かなくて良いという点でも、USB-Cの方が良いです。

USB-C対応を今持っておくことで、時代の流れに取り残されないこと間違いなしです。(iPhoneももしかしたらUSB-Cになるかもという噂もあるし、、)

3. ドライバーサイズ

ドライバーとは、イヤホンの中で音声を出力する大事なパーツの1つ。基本的に、このドライバが大きいと、音質が良いと言われています。

4. ケース込みの再生時間

ケース込みでの再生時間がわかれば、どれくらいの頻度で充電すれば良いかが分かります。そこが大事ですよね。週一なのか、はたまた4日くらいで充電しないといけないのか。人それぞれです。長けりゃ良い、というわけでもありません。

5. 防水性

防水性を謳っているイヤホンはほとんど。私が注目するのはその度合いです。よく目にするIPX5みたいな基準ですが、数字が大きいほど防水性が高い、と考えてもらって結構です。

スクリーンショット 2020-06-16 23.18.16

参照サイト:https://www.toishi.info/faq/question-seventeen/ip.html

6. その他

これは、特筆する点があれば描こうと思うものです。例えば、このイヤホンにしか無い機能、逆にこのイヤホンにのみ存在しない機能などなど。

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比較対象の選定

Amazonでワイヤレスイヤホンと調べると、無数の検索結果が出てきますよね。

スクリーンショット 2020-06-16 22.42.32

それも、なんか似ているようなものもいくつかあります。

そこで、私がまず比較から除外した判断基準を示します。

その1:トプ画からやたら電気や指紋をアピールしてくるもの

他のものとの差別化でこのようなトプ画にしているのでしょうけど、逆に今はありふれています。それもほとんどはまだ知名度のない、信頼性のないブランドばかり。上の画像だと、右下の電流な荒れているやつとかはまず除外します。

その2:2つのブランドから同じ画像の商品

同じ画像を流用して、複数のブランドが売っている、というものです。これは要は、どっかの工場が大量にこのイヤホンを作り、ふたに貼っつけるロゴが異なるだけ、ってことですね。なんなら、複数ブランドで1社が売り込んでいるのかもしれません。こういう、一元化されたイヤホンはほとんど後悔するものになると思うので、除外しました。

その3:ここ数年でAmazon上で見たことの無いブランド

ここは、グレーゾーンです!いい商品が埋もれていて、知名度が低いだけかもしれないので、私としては是非とも比較していのですが、ここを入れてしまうと比較していると日が300回暮れます。なので、今回の比較に限って、除外しました。

その4:さくらチェッカーが低い

さくらチェッカーでのスコアが3以上のもののみを個人的には信用しています。しかし、このチェックが低くても今回の比較には含みました。その代わり、注意書きをしています。

桜チェッカーはこちらから

ということで、比較に早速まいりましょう。

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4000円以下

今回は、一番安いグループから。4000円以下というのは、この記事を書いている6/16時点での値段です。

4000円以下グループ
・Taotronics SoundLiberty 53 第3世代
・AUKEY EP-T21
・Soundpeats TrueCapsule
・Soundpeats Truefree+
・QCY T1
・QCY T5
・QCY Hayiou GT1
・cheero CHE-624

よく聞くブランドのものがひとつもないけど??

はい。全て中国系のブランドです。この値段では仕方ないよね。聴き慣れているものも、そうでないものもあると思いますが、早速比較にいきましょう。

Taotronics SoundLiberty 53 第3世代

対応コーデック:SBC/AAC
充電ポート種類:Micro USB
ドライバサイズ:6 mm
全体の再生時間:40時間
防水性:IPX7(池ポチャレベル)
値段:3999円+10% OFFクーポン
タイムセール時:3299円

4000円以下のモデルとしては、かなり基本を踏まえた機種になっています。Micro USB式充電は残念ですが、それ以外はこの価格帯では文句無しです。さらに、特筆する点としては、この機種はAiroha社のチップを採用していて、MCSyncという、遅延が起こりにくい、左右個別への通信方法を採用しているみたい。

詳しくはコチラに書いてありますが、中国語で読めません。笑

また、10%OFFクーポンにチェックを入れて注文すれば、3500円ほどで手に入れられます。コスパはすごく良いですね。

*こちらの機種は、さくらチェッカーではかなり低いスコアを出していました。口コミを鵜呑みにしないように!*

AUKEY EP-T21

対応コーデック:SBC
充電ポート種類:Micro USB
ドライバサイズ:6 mm
全体の再生時間:20時間
防水性:IPX4(汗レベル)
値段:2999円
タイムセール時:2399円

ポータブル充電器やアダプターでよく聞くAUKEYによる機種。先ほどのTaotronicsに比べて安いですが、その分スペックもかなり落ちています。iPhoneユーザーにもお勧めできないSBCコーデックのみに、短めな再生時間。これだと1日3時間聴く方は1週間ごとに充電しないといけなくなりますね。

1000円差は流石に惜しまないで欲しい!

*こちらの機種は、さくらチェッカーではかなり低いスコアを出していました。口コミを鵜呑みにしないように!*

Soundpeats Truefree+

対応コーデック:SBC
充電ポート種類:Micro USB
ドライバサイズ:6 mm
全体の再生時間:35時間
防水性:IPX4(汗レベル)
値段:3980円
タイムセール時:3383円

Soundliberty 53 と同じ価格ですが、明らかに劣っています。先ほど紹介したTrueCapsule の方が、安くてマシな気がします。この機種は昨年の4月に発売されたこともあり、少し古いモデルであることも、コスパの悪さの原因かもしれません。

SBCコーデックのみの対応なので、iPhoneユーザーは他のイヤホンを当たることをおすすめします。

しかし、ここで初めて耳からうどん型ではない形のイヤホン。デザイン面で、選ぶのもこの価格帯なら問題ないのでは?

*こちらの機種は、さくらチェッカーではかなり低いスコアを出していました。口コミを鵜呑みにしないように!*

Soundpeats TrueCapsule

対応コーデック:SBC/AAC
充電ポート種類:Micro USB
ドライバサイズ:6 mm
全体の再生時間:24時間
防水性:IPX5(大雨レベル)
値段:3550円
タイムセール時:3017円

こちらはSoundPeatsによる新しいモデル。Truefree+に比べると、ワンランク上のスペックとなっています。

値段はSoundliberty 53より400円安いですが、やはり下位互換感があります。再生時間は短く、防水性も低くなっています。長時間使わない方であれば問題ないと思います。

この機種は、振動板にバイオセルロースを採用しているとのこと。紙と同じ原料で、振動板に使える薄さを作れる天然材料みたい。この振動板がどれほど音質の差に寄与するのかは不明。

*こちらの機種は、さくらチェッカーではかなり低いスコアを出していました。口コミを鵜呑みにしないように!*

QCY T1

対応コーデック:SBC/AAC
充電ポート種類:Micro USB
ドライバサイズ:6 mm
全体の再生時間:20時間
防水性:IPX4(汗レベル)
値段:2999円

まず、ケースにフタが無いのが非常に気になりますが。。確かに全体重量は今回の比較でもトップクラスの軽さ(20g)です。また、破格の値段ですが、やはり再生時間は短く、防水性も最低限、というところ。しかし、発売時期が2018年末という点では、スペックに期待はできなさそう。

これもTrueFree+同様デザインが豆型です。それに、AAC対応です。

QCY T5

対応コーデック:SBC/AAC
充電ポート種類:Micro USB
ドライバサイズ:6 mm
全体の再生時間:25時間
防水性:IPX5(大雨レベル)
値段:3980円
タイムセール時:3024円

同じQCYから、うどん型の最新激安モデルです。フタもしっかりつきました。Q1からは全体的なグレードアップを感じます。こちらはタイムセール中であれば、悪くはありませんが、スペック上は最初に紹介したSoundLiberty 53には見劣りしますね、、

また、このイヤホンには低遅延の「ゲームモード」があるみたいですが、どのようにして低遅延を達成しているかは不明。対応コーデックがSBC/AACである以上、Bluetoothの伝送と変換で低遅延化はほぼ不可能。実際に試していないのでなんとも言えないが、怪しい。

*こちらの機種は、さくらチェッカーではかなり低いスコアを出していました。口コミを鵜呑みにしないように!*

QCY Haylou GT1

対応コーデック:SBC/AAC
充電ポート種類:Micro USB
ドライバサイズ:7.2 mm
全体の再生時間:16時間
防水性:IPX5(大雨レベル)
値段:2299円

怖いくらい安い、これまたQCYが出しているイヤホンです。なぜこれだけ違うブランド名で発売しているのかは謎ですが、圧倒的に安いのに7.2 mmのドライバーを搭載しているらしい。ひとつ言えることとしては、QCY T1 よりはスペックの名目上は良い。それ以上はわからないが、この値段なので期待はできないかな。確かに、再生時間はかなり短いからね。

*こちらの機種は、さくらチェッカーではかなり低いスコアを出していました。口コミを鵜呑みにしないように!*

cheero CHE-624

対応コーデック:SBC/AAC
充電ポート種類:USB-C
ドライバサイズ:?? mm
全体の再生時間:20時間
防水性:IPX5(大雨レベル)
値段:3980円
タイムセール時:3380円

最後に紹介するのが、cheeroによるこの機種。何が嬉しいかというと、なんと言っても今回唯一のUSB-C対応

ドライバーサイズが書いてありませんが、多分6mm なのだと思います。他の点については、SoundLiberty 53 には押し負けています。再生時間が少し短めなところが残念なポイントです。

結果発表

ここで、私なりのトップ3を発表したいと思います。スペックと知名度、さらにはさくらチェッカーの結果も合わせた総合的な判断です。

私はこれらの機種を実際に試したわけではありませんので、当てにならない、軽い参考に留めておいてください。笑

第3位:QCY Haylou GT1

なんといっても安さ。安さにしては大きいドライバーとそこそこのスペックを持っています。欠点は再生時間なので、ライトユーザーにおすすめです。

第2位:Taotronics Soundliberty 53 第3世代

1位にできなかった理由はわかりますか??そうです、さくらチェッカーです。Amazonでは知名度も抜群、スペックも正直無双しているのは確かですが、印象操作が疑われている以上、1位にはできません。残念ですが、口コミを信じ過ぎなければ、問題ないと思います。

第1位:cheero CHE-624

最後に紹介したこの機種は、さくらチェッカーも問題なく、そこそこのスペック、USB-C対応という利点から、総合的な1位にしました。知名度でいえば低いですけど、この値段で完全ワイヤレスが購入できるだけで感心するべきですよ。笑

まとめ

この価格帯のフルワイヤレスイヤホンは、多少の不具合・人混みでの通信不良を覚悟した上での購入をおすすめします。数字上は悪くないようにも見えますが、やはり安物のではあるので。

特に、ラッシュ時間帯の駅構内とかは、ぶつぶつ切れる可能性もあります。逆に、切れない機種は相当優秀だと思っておいてください。

次回は、4000円〜7000円クラスのワイヤレスイヤホンを比較していきたいと思います。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

それではまた!

*追記(2020/06/20):Yahoo! ショッピングのリンクにも対応しました。*

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